五感から八感へ ― 感覚をひらき、人生の法則を知る道
人は同じ景色を見ても、受け取るものが違います。
同じ出来事でも、
苦しむ人がいる。
成長する人がいる。
流れに飲まれる人がいる。
流れを変える人がいる。
この違いは何か。
それは感覚の使い方です。
私は長年、呼吸法と巡礼、鎮魂、昇魂祈念を通して、人の感覚には段階があることを体感してきました。
倭呼吸法では、この感覚を段階的に開いていきます。
それが、
五感
六感
七感
八感
という流れです。
これは特別な能力ではありません。
本来、人が持っている力です。
五感
物質世界を受け取る入口
五感とは、
視覚
聴覚
嗅覚
味覚
触覚
この五つです。
人はまず、この五感を通して世界を認識します。
目で見て、耳で聞き、肌で感じる。
現代人の多くは、この五感だけで世界を判断しています。
ですが五感だけでは、
見えるものに振り回されやすい。
情報に流され、感情に飲まれ、不安や恐れに支配されることも多い。
五感は大切です。
ですが、そこだけでは足りません。
六感
陰陽的洞察 ― 見えない流れを読む力
六感とは、ただの霊感ではありません。
倭呼吸における六感とは、
陰陽的洞察
です。
物事には必ず裏表があります。
怒りの裏には悲しみがあり、
争いの裏には恐れがあり、
病の裏には滞りがある。
六感とは、
表だけを見るのではなく、
その奥にある起点を見る力です。
なぜ起きたのか。
どこから始まったのか。
何が絡んでいるのか。
これを読む。
これが六感です。
私はこの感覚を通して、多くの土地の記憶、人の流れ、歴史の因果を感じてきました。
七感
調和 ― 対立を統べる力
六感で見えた対立。
陰と陽。
光と影。
喜びと悲しみ。
ここで止まれば、人は揺れ続けます。
ですが七感では、その対立を争わせません。
統べるのです。
私はこれを調和と呼びます。
古神道には「中柱」という考えがあります。
陰と陽の真ん中に立つ中心。
その中心を立てることで、
対立は争いではなく循環に変わります。
七感とは、
自分の中に中柱を立てる感覚です。
人間関係でも、家庭でも、人生でも、
この感覚がある人は流されにくい。
ここから本当の安定が始まります。
八感
融合 ― 宇宙の法則を知る
八感はさらに深い感覚です。
ここでは調和を超えます。
人と人。
人と場。
人と自然。
人と神。
その境界が薄れていく。
これが融合です。
そして融合の先で見えてくるものがあります。
それが、
宇宙の法則
です。
すべての出来事には流れがあり、
偶然に見えることにも意味がある。
人はその流れの中に生きています。
八感とは、
その大きな流れを感じる感覚です。
ここに入ると、世界の見え方が変わります。
現代人が苦しい理由
現代は情報が溢れています。
便利になりました。
ですが心は疲れています。
なぜか。
五感ばかり使いすぎているからです。
見えるものだけを追い、
聞こえる声だけに振り回され、
他人と比べ、
未来を恐れる。
これでは苦しくなるのは当然です。
だからこそ、
六感で洞察し、
七感で調和し、
八感で融合する。
この流れが必要なのです。
倭呼吸法とは
倭呼吸法とは、
単なる呼吸法ではありません。
感覚を開き、
意識を整え、
人生の法則を知り、
自らの生き方を取り戻す道です。
私はこの道を歩きながら、
全国五百を超える巡礼地を巡り、
多くの御霊と向き合い、
歴史の闇に埋もれた声を迎えに行ってきました。
その中で確信したことがあります。
人は、本来もっと深い感覚を持っている。
それを思い出すだけでいい。
感覚とは特別な力ではありません。
本来、誰の中にもあるものです。
ただ忘れているだけ。
その感覚をひらき、
激動の時代を、
自分らしく、大切な人と共に楽しく生きる。
それが倭呼吸の道です。
倭呼吸塾 河瀬昌良


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